爽やかな風が通り抜ける家 大きな開口がある建築を作ってほしいと、遠方から依頼がありました。 街を一望できる高台に位置するために風も強い事が予想され、構造的には鉄骨造の四本柱としました。 ただ柱は壁の中に納まっていて梁が南北側に出ているだけで、壁構造のようでその構造は見分けがつきません。 この丘は偶然にも私が生まれ育った場所が見渡せる絶好のロケーションです。 一階は、リビングとダイニングキッチンと水回りだけで、二階に小さな個室があるシンプルな建築です。 その大開口は約9mと大きく、木製ガラス扉を開閉する事で内と外とが一体化し、空気感や気配をとても感じられます。 季節のいい時には、爽やかな風が通り抜ける建築的にとても魅力な家です。 |