杉の格子で柔らかな境界をつくる 通りに対しては軽やかな杉の格子によって境界をつくり、住まい手に対しては適度にプライバシーを保ちながら光と風を取り込みます。 内と外の双方の配慮を試みて作った90mm角の杉の列柱での、格子スクリーンです。 街路に面した杉の柱の格子で囲われた中庭は、落ち着いたスペースで、通りに対してただ閉鎖的な塀で閉じるのではなく、街に対してゆるやかに開かれたことがこの建築の特徴です。 木製の建具を開放すれば室内と庭が一体化され、その空気感が室内に入り込みます。 緑を中心とした緩やかなアプローチと、この庭に大きく開かれたリビングが建築的な魅力です。 |