開かれた中庭のある家 - そば屋.藍 ご夫婦でそば屋を計画。その名を「藍」とし、開業の3年前からスペースを探され、購入されたのは、30年程度が経過したニュータウン内の古屋付き敷地であった。 小さなそば打ちのスペースを増築し、以前の建物の台所を厨房に、洋室と和室を大きな広間とし、ここで蕎麦をまかなう事とした。 さらに、玄関とホールを広い土間とし、庭には広間と床続きの舞台(中庭)を設け、そば屋.藍の広間と舞台全体で、街に開かれたスペースに出来ないかと考えた。 広間と街路空間との間にある中庭は、通り庭と共に内と外の接点にある重要なスペースとなる。 広間と中庭は建具の開放により空間が一体化され、住まうだけでなく蕎麦をまかない、そば屋.藍はイベントやギャラリーとしても利用される、解放的な中庭のある家となった。 |