土間のある家|旧家を500年目の大リフォーム 築500年旧家の屋敷は、改築が重ねられ損傷も激しかった。今回の工事は、その修復も兼ねつつ、住居としても使い続けるための増改築工事であった。難工事であったが、さらに長い年月を生き続けることを願っている。 梅の老木がある「内庭」と「中土間」はガラス扉を引き込む事で、大変気持ちの良い一体のスペースに様変わりする。正面の白い壁「背壁」は、住居の背景として、生活に溶け込んでいく。 この場所は、小舞台として使われる事も想定しており、演奏会も行われた。タタキでつくられた踏み台が見える。左に白い「背壁」が、上部には中2階が見える。 床は、赤松の古材(十分乾燥されている)を利用してフローリングに加工して、広幅で節があり風相のある美しい木目の仕上げ。 |