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建築家として考える、家造りの魅力とこだわり
大阪で住宅を主に創り続けています。その中で建築家が考える理想の「家づくり」とは何か…私の中で導いたひとつの答え、それは、「中庭」という光と風を楽しむ贅沢な装置です。
私が建築家として目指すものは時間と空間を楽しむ、癒しの住まいづくりをでした。空間がもたらす自然との調和、そこには家族や友達が集い、喜怒哀楽を語り合う。 常にそんな想いで設計をし、間取りを考え住まいを創っています。
私は多様な環境やその場所の持っている力を、最大限引出す事を得意とする建築家の一人だと思います。土地の持つ性格などは、人間の様に一つとして同じものはありません。
大阪の市街地に多い都市型をはじめ、郊外型、田園型、景勝地、傾斜地とさまざまです。廻りの環境や風景が違う様に、建て方も選択する構造もそれぞれの場所によって様々に変わってきます。
街路空間を重視する建築家だからこそできる提案
かつて私は建築家として、「街並、街路」についても興味を持ち、ヨーロッパ地中海地域(南ヨーロッパ/北アフリカ)を半年かけて旅した経験から、「街路空間との繋がり」大切にしています。 大阪市内のようなプライバシー確保を重視する都市型住宅でも、全く閉じてしまうのではなく、開いたり閉じたりすることによって、住む人がその時々で選択できる仕組み・装置を取り入れています。
それと同じ様に、間取りについても、将来の家族構成の変化に対応出来るよう、可動の壁・扉・可動式家具など、住む人の時間の変化に応じた間取りや構造を選んでいます。 内部と外部のつながりを特に重視し、視覚的な広がりをもたらす装置や素材に拘っています。長く住んでいても飽きがこない居場所づくり、そのすべてが建築家としての「家づくり」のテーマだと考えます。
一緒に建築を作り上げて行くことは、楽しい共同作業です
建築にはさまざまな条件があります。いろいろな制約を乗り越えていくには建築家ならではの豊かな想像力も必要です。 「家を建てる」にあたって条件が厳しいほど、それを独自の工夫と知識でクリアーした時に素晴らしいものが見えて来ます。
一生涯そこで暮らす住処となるだろう家づくりには、デザインや住み心地はとても大切なこと。その夢や思いを、建築家に託すのですから慎重に選ばなければなりません。
クライアントの方と、私達建築家との出会いは、その点「お見合い」に似ているのかもしれません。
建築主であるクライアントの方の意志、希望、理想、思い描いてきた夢…家に対する好みや生活のスタイルなどを納得いくまで話し合い、意思疎通を確かめることは大切です。
お互いが信頼できるパートナーであることを確認した時から、家づくりがスタートします。その夢を叶えるため、建物の完成まで私達は互いに信頼を得て、共に夢を「かたち」に変えていきます。